和歌山県西牟婁郡すさみ町の「エビとカニの水族館」は、すさみ南ICから車で1分の距離にある「道の駅すさみ」に隣接している水族館です。
水族館の規模は小さめですが、道の駅で買い物をしたときに駐車場から水族館の建物が見えていたので、帰りに立ち寄ってみました。
エビとカニの水族館の開館は9:00からで、入館料金は高校生以上が800円、小・中学生が500円、幼児が300円です。
館内の飼育展示
水族館の名前の通り、淡水・海水に生息するエビとカニの展示がメインですが、魚やヒトデ、ヤドカリ、ウミガメ、アザラシなどの飼育展示もありました。
飼育されているエビとカニの種類は豊富で、世界最大のカニであるタカアシガニや、生きている化石と呼ばれているカブトガニなども飼育展示されています。
「海中探検潜水艇」という部屋には、潜水艇をイメージしたレイアウトで、丸い窓を覗くと小さなエビやヤドカリの仲間などが展示されています。
クリスタルヤドカリは、巻貝の形状をしたガラスを住処としていて、普段見れないヤドカリの胴体部を見ることができるという面白い展示でした。
エビカニ博士の研究室という部屋では、体色が白いザリガニや青いアメリカンロブスターが展示されていました。
水槽上部にあった説明書きによると、青いアメリカンロブスターは生まれつき青い体色と考えられていて、遺伝的に色素が欠乏している個体は非常にめずらしくて目立つことから、自然界での生存率は非常にきびしいそうです。
郵便ポストが置かれている、素敵なレイアウトの水槽もありました。
実際にすさみ町の枯木灘海底には海中ポストが設置されていて、現地で専用はがきを購入してダイバーが投函すると、毎日回収されて配達されるというから驚きです。
ヤシガニがいる場所では、下からドームに入ってまじかでヤシガニを観察することができます。
館内には子供が遊べるような場所も用意されていて、ヒトデやナマコなどと触れ合えるタッチングプールや、ヤドカリ釣りをして遊べるところがあり、館内をまわった所要時間は30分ぐらいでした。
施設情報
すさみ町立エビとカニの水族館の公式サイト
住所
〒649-3142
和歌山県西牟婁郡すさみ町江住808番地の1
アクセス(電車・バス)
JR紀勢本線(きのくに線)「江住」で下車→徒歩8分
駐車場(普通車)
道の駅すさみの無料駐車場を利用
営業時間
4月~9月 9:00~18:00
10月~3月 9:00~17:00
定休日
年中無休