三段壁洞窟・千畳敷

三段壁風景

和歌山県西牟婁郡白浜町にある「三段壁」は、高さが50m、長さが2kmに及ぶダイナミックな断崖絶壁の海岸と、海蝕によってできた「三段壁洞窟」を歩いて観賞することができる観光スポットです。

また、三段壁から車で2、3分の近い場所に、でこぼこした岩畳が広がっている「千畳敷」という景勝地があり、三段壁とあわせて観賞することができます。

三段壁の最寄りの駐車場は、町営の無料駐車場が徒歩1分ぐらいの場所にあり、三段壁付近には土産屋や物産店、食堂が点在していました。

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三段壁洞窟の見所

三段壁入口

三段壁洞窟の入洞料金は、中学生以上が1300円、小学生が650円、幼児は無料で、JAFカードを提示すると中学生以上が1200円、小学生が600円の割引になります。

三段壁洞窟までは、入洞受付をする建物内からエレベータを利用して、海面近くの36m下まで降りていきます。

三段壁の通路

三段壁洞窟内の通路は約200mの長さがありますが、整備されているので歩きやすく、服装や靴に気を使う必要はありませんでした。

洞窟内展望台
崖の側面

エレベータを降りて順路通りに進んでいくと、最初に洞窟内展望台があります。

展望台では直立に切り立った崖の側面や、十像岩と呼ばれる大きな奇岩を見ることができます。

牟婁大辯才天の祠
牟婁大辯才天と十六童子

洞窟内展望台から通路を進んでいくと、牟婁大辯才天を祀っている祠があります。

青銅の牟婁大辯才天は高さが3m、重さが3tの大きさで、両側には十六童子が安置されていました。

牟婁大辯才天に向かって左側の壁面には、湧泉洞という手水舎があり、龍の口から温泉が湧き出ています。

熊野水軍番所小屋

牟婁大辯才天の祠を出てさらに通路を歩いていくと、資料に基づいて再現された番所小屋や、瀬戸鉛山鉱山跡を見ることができます。

三段壁洞窟は、熊野水軍が船を隠すのに利用した洞窟という伝説があり、番所小屋は熊野水軍が戦いの際に休憩・待機場所にした小屋を再現したもので、甲冑や槍などの武具が置かれていました。

洞窟内の奥の風景
洞窟内風景

洞窟の海に面している場所は、荒々しい波が洞窟内に入り込んでとどろく波の音と、ごつごつした岩肌で迫力ある光景でした。

潮吹き岩と呼ばれる場所は、波の圧力でクジラのように潮が吹きあがるそうですが、潮の干満の関係で、残念ながら見ることができませんでした。

漣痕岩(リップル)

海水が流れ込んでくる洞窟の天井部分には、漣痕(れんこん、リップル)と呼ばれる波の模様が現れている場所もあります。

三段壁の景観

三段壁展望台

三段壁洞窟を見てまわった後は、三段壁の崖上の展望台や岩場を散策しました。

足湯

無料の足湯が設置されている場所もあり、ゆっくり浸かりながら大海原を眺める事も出来るようになっています。

三段壁の岩場

足元と風に注意しなければいけませんが、海岸沿いの遊歩道を通って三段壁のごつごつした崖上を歩くこともできます。

三段壁を散策してかかった所要時間は、1時間ぐらいでした。

千畳敷

千畳敷の無料駐車場
千畳敷の立札

三段壁を見てまわった後は、千畳敷へ向かいました。

千畳敷の手前には、大きめの無料駐車場があります。

千畳敷の風景
千畳敷の風景

千畳敷は三段壁と同じく白浜を代表的する景勝地で、千畳敷の方にもたくさんの観光客が訪れていて、広々とした岩場を歩いていました。

千畳敷と三段壁は、かつての海底が隆起してできた海岸段丘ですが、千畳敷は大きな岩畳が連なっているような形状が特徴で、三段壁の断崖絶壁とは違った景観を見ることができます。

千畳敷の風景

千畳敷は平面的な岩場が多いですが、風が強く岩場の落差が大きい場所が結構あるので、岩場を歩くときには注意が必要です。

基本情報

三段壁の公式サイト
三段壁の住所
〒649-2211
和歌山県西牟婁郡白浜町2927-52
駐車場(普通車)
無料駐車場有
三段壁洞窟の営業時間
8:00~17:00
三段壁洞窟の定休日
年中無休
12月中旬に洞内点検で臨時休館する場合有

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