大阪市鶴見区の「咲くやこの花館」は、花博記念公園「鶴見緑地」内にある日本有数の規模を誇る植物園で、熱帯から極地の植物までおよそ2600種類、15000株の植物の展示が行われています。
最寄りの駐車場は緑地内の中央第二駐車場で、咲くやこの花館が目の前にあります。
咲くやこの花館の1Fは、主に4つの温室と複数の外部庭園、中央部のフラワーホール、ショップなどがあります。
遊びに行った日は、子供向けの植物クイズラリーが用意されていて、子供と一緒に問題を解きながら植物園を周りました。
熱帯雨林植物室
順路通りに進むと、最初の温室は熱帯雨林植物室で、いろいろな種類のランや、ガジュマル、ビヨウタコノキ、熱帯スイレンなどを観賞することができ、温室内には水流もあります。
オオオニバスは、直径2mにもなる世界最大の浮葉を持ち、葉の裏には鋭いトゲがあります。
浮力が強いので、小さな子供が乗っても沈まないそうです。
熱帯性スイレンは、熱帯雨林植物室に隣接している「ロータスガーデン」で栽培されていました。
開花調整をして、年間を通して見ることができるようで、スイレンの色もバラエティーに富んでいました。
温室間の通路には、世界最大の花で腐臭を発することで知られている、ラフレシアの標本が展示されていました。
熱帯花木室
熱帯花木室では、トックリヤシ、トックリキワタなどの背の高い花木を見ることができます。
バナナ、パパイヤなど、南国の果樹も植えられています。
サボテン・多肉植物室
サボテン・多肉植物室では、マダガスカル区、アメリカ区、オーストラリア区のゾーンに分けられていて、大小さまざまな形のサボテン類やボトルツリーなどが栽培されていました。
サボテン・多肉植物室内では、キンテマリが綴化(てっか)した、脳みそサボテンを観賞することができます。
綴化とは、成長点の異常により帯状につながって成長し、奇形化した状態だそうです。
サボテンの形状がまるで脳みそのように見えることから、ツイッターや新聞で取り上げられ、話題になっていたサボテンです。
サボテン・多肉植物室に隣接している「デザートガーデン」は、温室外にある整備された感じのする庭で、ここでもサボテン類を見ることができます。
高山植物室
高山植物室の温度は、20℃以下に保たれていてひんやりとしていました。
高山植物がヨーロッパ区やアメリカ区、中国・ヒマラヤ区など、地域によってゾーンがわかれています。
高山植物室では、クロユリ、エーデルワイスなどが栽培されていました。
クロユリは多くの伝説がある花で、アイヌの伝説では「クロユリを好きな人へ贈って、相手の人が手に取れば結ばれる」と言われていますが、花は悪臭を放つそうです。
高山植物室で栽培されているメコノプシス(青いケシの仲間)は、冷蔵庫などを使って、1年中花を咲かすようにしているそうです。
施設情報
咲くやこの花館の公式サイト
住所
〒538-0036
大阪市鶴見区緑地公園2-163
アクセス(電車)
地下鉄長堀鶴見緑地線「鶴見緑地」で下車→徒歩約10分
駐車場(普通車)
収容台数200台(中央第二駐車場) 20分毎100円
営業時間
10:00~17:00
入館は16:30まで
定休日
月曜日
月曜日が祝日の場合は、翌火曜日が休館
年末年始(12/28~1/4)