那智の滝・熊野那智大社・那智山青岸渡寺

飛瀧神社入口

和歌山県東牟婁郡那智勝浦町にある「那智の滝」は、滝の落差133m、銚子口の幅13m、滝壺の深さ10m、平時の水量が毎秒約1トンと言われている、落差日本一の滝です。

また、那智の滝は、熊野那智大社の別宮である飛瀧神社の御神体として崇められ、国の名勝に指定されています。

飛瀧神社参道

飛瀧神社付近の県道46号線沿いには、食事処や土産屋などの商店が並んでいて、民間の有料駐車場も営業されています。

我が家は、那智の滝からいちばん近い民間駐車場を利用しましたが、県道46号線から分岐している防災道路(通行料金800円)を通って、熊野那智大社や那智山青岸渡寺の駐車場を利用することもできます。

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飛瀧神社

那智の滝全景

飛瀧神社の参道を降りて行くと、正面に御神体となっている那智の滝があり、滝の手前に社務所が建っています。

那智の滝は、華厳の滝、袋田の滝と共に、日本三大名滝のひとつに数えられています。

那智の滝口

那智の滝口には大しめ縄が張られており、毎年7月9日と12月27日には、熊野那智大社の神職によって、大しめ縄の張り替えをする行事が行われます。

舞台拝所

社務所の横手から、さらに滝に近づくことができるお滝拝所があり、大人300円、小中学生200円で入ることができます。

お滝拝所の舞台にあがると、ミストシャワーの様なかすかな水しぶきが、舞台まで届いているのを感じます。

祈願所

お滝拝所の舞台から出口に向かう途中には、祈願所のお堂があり、絵馬・護摩木が納められていました。

飛瀧神社の社務所
大きなおみくじ

飛瀧神社の社務所で引けるおみくじは、抱えて持たないといけないぐらい、大きくて重たいおみくじです。

おみくじ箱の長さは133cmで、那智の滝の100分の1スケールの大きさで作られています。

光ヶ峯遥拝石

飛瀧神社境内には、光ヶ峯遥拝石という大きな石が祀られている場所もあります。

光ヶ峯は、熊野の神様が降臨したと伝えられている山で、石を撫でると光ヶ峯の力を頂くことができると伝えられています。

熊野那智大社

熊野那智大社の参道
那智山青岸渡寺の参道

那智の滝を見た後、裏参道を歩いて熊野那智大社の方へ向かいました。

熊野那智大社は標高500mの高台にあり、参道を歩くというよりは山を登るような感覚で、体力的に結構きつかったです。

拝殿
拝殿

熊野那智大社は、熊野本宮神社、熊野速玉大社と共に熊野三山の一社で、御祭神は夫須美神(ふすみのかみ)を祀っており、御利益は縁結びや諸願成就です。

また、熊野那智大社は、2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」のひとつとして、世界文化遺産に登録されています。

樟の大木

熊野那智大社の境内には、大きな樟(くす)の御神木があります。

樟の木は、樹齢が約850年、樹高は27m、幹回りは8.5mもあり、天然記念物に指定されています。

御神木は樟霊社と呼ばれ、熊野三山造営の勅使として参った、平重盛が手植えした樟として伝えられています。

樟霊社の胎内めぐり

また、樟の木の中は人が通れるぐらいの空洞になっていて、300円で護摩木に願い事を書いて木の中をくぐり抜ける、胎内めぐりをすることができます。

宝物殿

拝殿に向かって左側には宝物殿があり、熊野信仰に関する絵画や資料が展示されています。

那智山青岸渡寺

那智山青岸渡寺

那智山青岸渡寺は、熊野那智大社に隣接している寺院で、西国三十三所の第一番札所として知られています。

那智山青岸渡寺の本堂は、重要文化財に指定されていて、御本尊である如意輪観世音菩薩が安置されています。

大黒天堂

境内では、重要文化財に指定されている宝篋印塔や、大黒天堂、鐘楼も見ることができます。

三重の塔と那智の滝の眺め

また、よくパンフレットなどに使われている、朱色の美しい三重の塔と那智の滝、那智原生林を一望できる写真スポットがあります。

三重の塔の内部

本堂から離れた場所に建っている三重の塔は、1972年に再建されたもので、内部を300円で見学することができます。

基本情報

熊野那智大社の公式サイト
住所
〒649-5301
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
アクセス(電車・バス)
JR紀勢本線「紀伊勝浦」で下車→熊野交通バス「那智の滝前」で下車
駐車場(普通車)
民間駐車場・熊野那智大社・青岸渡寺の駐車場を利用

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