奈良県宇陀市にある「室生寺」は、女人を禁制してきた高野山に対して、女性の参拝を認めたため「女人高野」と呼ばれている山岳寺院で、境内には国宝・重文に指定されている伽藍や仏像が多数あります。
また、室生寺はシャクナゲや紅葉スポットとしても知られていて、紅葉目的で訪れたときは真っ赤に色づいたもみじをみることができました。
室生寺の前には川が流れていて、川を渡る太鼓橋の手前には、門前町や室生寺の専用駐車場があります。
境内の見所
室生寺の拝観料金は、大人が600円、子供が400円です。
仁王門をくぐり、鎧坂と呼ばれる自然石の石段をのぼると、国宝の金堂と重要文化財の弥勒堂が見えてきます。
金堂には御本尊である木造の釈迦如来立像や、十一面観音菩薩像などが安置されており、共に国宝に指定されています。
金堂の左側にある石段を上ると、国宝に指定されている本堂が見えてきます。
きれいな紅葉が見られた場所は、太鼓橋を渡ってから仁王門までの参道と、本堂付近が最もきれいでした。
本堂左側の石段をあがった所にある五重塔は、高さ約16mと屋外に建つ木造五重塔としては日本最小で、法隆寺につぐ古塔だそうです。
五重塔の左側から奥の院に続いていて、奥の院に到着するまで10分ぐらいかかる長い石段があります。
たくさんの人が石段をあがっていましたが、長い石段だけに結構大変で、年配の方や幼児にはきついです。
五重塔から奥の院までの道中、立派な杉の大木が何本もありました。
原生林に囲まれている奥の院は、御影堂や舞台造りの位牌堂などがあります。
室生寺をひとまわり拝観した所要時間は、個人差はありますが、奥の院を含めて1時間半程度でまわれました。
施設情報
室生寺の公式サイト
住所
〒633-0421
奈良県宇陀市室生78
アクセス(電車・バス)
近鉄大阪線「室生口大野」で下車→奈良交通バス「室生寺前」で下車→徒歩5分
駐車場(普通車)
収容台数約100台 1日600円
拝観時間
4月~11月 8:30~17:00
12月~3月 9:00~16:00anngaku