百舌鳥八幡宮月見祭

月見祭り期間中の境内

大阪府堺市で開催される秋祭り「百舌鳥八幡宮月見祭」は、毎年中秋の名月に当たる旧暦8月15日に近い土曜、日曜の2日間にわたって行われます。

9つの町のふとん太鼓が、その年の決められた順番に従って初日に宮入し、2日目は宮出していきます。

宮入と宮出の時間は、2日間とも昼前ぐらいから始まり、いちばん最後の町は夜10時台になります。

※2019年の秋祭り開催日は、宮入が9月14日(土)、宮出が9月15日(日)です。

町内の提灯

秋祭りが開催される百舌鳥八幡宮までのアクセスは、南海高野線の百舌鳥八幡駅から歩いて10分ぐらいの距離です。

小さな駅なので、改札を出たらすぐ歩いていく方向はわかりますが、駅から神社までの町内は、道路に沿って道標のように提灯がぶら下げられています。

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祭り期間中の交通規制について

秋祭り期間中は、百舌鳥八幡宮の周辺道路は交通規制がかかっていて、神社付近は小さなコインパーキングが所々あるぐらいで、駐車場が少なく空きも期待できないため、電車を利用するか自転車で来るのがおすすめです。

駐輪場は、百舌鳥八幡宮近くの百舌鳥幼稚園の園庭が解放されていて、臨時の駐輪場になっていました。

百舌鳥八幡宮のふとん太鼓

ふとん太鼓のやぐら
ふとん太鼓

ふとん太鼓は太鼓台の上に、大きさの違う朱色の布団を台形型に5枚重ねた構造をしています。

大小たくさんの飾り房がついていて、欄干や小屋根には豪華で細やかな彫物が施されています。

ふとん太鼓
ふとん太鼓

ふとん太鼓の外観は各町内ごとに個性があり、大房の色や彫物などの装飾が違っています。

太鼓台には、白塗りの化粧をした「乗り子」と呼ばれる少年が乗り込み、太鼓をたたきます。

境内の様子

たくさんの露店と見物客

百舌鳥八幡宮の月見祭は、ふとん太鼓の祭りとしては規模が大きく、夜の境内は屋台がびっしりならんでいて、ものすごい人出で混雑しています。

秋祭り2日間の人出は、約10万人にもなるそうです。

祭りの見所

ふとん太鼓
ふとん太鼓

見所は本殿前の石階段を上がった後、ふとん太鼓を担ぎながら何往復かするところです。

何十人もの担ぎ手が「べーら、べーら、べらしょっしょい」という掛け声をあげ、重さ約2トンになるふとん太鼓を担いで境内を練り歩く姿は、勇壮で迫力があります。

また、本堂前で「よーいやせ」という掛け声とともに、ふとん太鼓を持ち上げた瞬間は、紙吹雪が舞い拍手喝采が巻き起こります。

本殿

ふとん太鼓がやぐらから出てくる時も見所で、各町で演出が凝っているので、個人的には一番おもしろいです。

大きなサイレンが鳴り響く中、ふとん太鼓が白いスモークなどで演出され、やぐらから出てくる瞬間は、格好良くて鳥肌が立ちます。

施設情報

百舌鳥八幡宮の公式サイト
住所
〒591-8037
大阪府堺市北区百舌鳥赤畑町5丁706番地
アクセス(電車)
JR阪和線「百舌鳥」で下車→徒歩約10分
南海高野線「百舌鳥八幡」で下車→徒歩約10分
2019年の開催日
9月14日(土)宮入
9月15日(日)宮出

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