奈良県桜井市にある「長谷寺」は、桜や牡丹などが観賞できる花のお寺として知られ、奈良の紅葉スポットとしても有名な寺院です。
長谷寺の入山料金は、中学生以上が５００円、小学生が２５０円です。
紅葉目的で訪れた時は、長谷寺の御本尊である十一面観世音菩薩立像の特別拝観が開催されていたので、受付で入山券と特別拝観がセットになった共通券を買って入ることにしました。
登廊
仁王門をくぐると、全部で３９９段の石段がある登廊が上・中・下の三廊に分かれて本堂まで続いています。
仁王門と登廊の見た目は色あせていて年代を感じさせますが、仁王門と下・中廊は１８９４年に再建されたものです。
仁王門から登廊を少し上がった右手には、春と秋の年２回に開扉される宗宝蔵があり、重要文化財等の寺宝を拝観することができます。
本堂
国宝に指定されている本堂は、十一面観世音菩薩立像が安置されている正堂、礼堂、相の間から形成されています。
ご本尊の十一面観世音菩薩立像は、高さが約１０ｍある日本で一番大きな木造の仏像で、特別拝観で十一面観世音菩薩立像の足元を一周したり、見上げたりして拝観することができました。
本堂の前面に張り出している外舞台は、周りの山が見渡せるいい眺めで、秋には外舞台から山の紅葉を見ることができます。
五重塔
長谷寺の五重塔は戦後日本で初めて建てられた五重塔で、昭和の名塔と呼ばれています。
上の写真は２０１３年紅葉時期に訪れた時のものですが、境内のもみじは赤くきれいに色づいていて、特に五重塔付近は紅葉の写真撮影にベストの場所でした。
長谷寺の境内は広いので、ひとまわりした所要時間は１時間程度かかったと思います。
長谷寺には車で昼過ぎに到着したのですが、紅葉シーズンだったため専用駐車場が満車で、周りの民間駐車場も空き待ちの状態でした。
施設情報
長谷寺の公式サイト
住所
〒６３３－０１１２
奈良県桜井市初瀬７３１－１
アクセス（電車）
近鉄大阪線「長谷寺」で下車→徒歩約１５分
駐車場（普通車）
収容台数約７０台 １日５００円
入山時間
４月～９月 ８：３０～１７：００
１０月～１１月、３月 ９：００～１７：００
１２月～２月 ９：００～１６：３０