沖縄県国頭郡国頭村にある大石林山(だいせきりんざん)は、熱帯カルスト地形の奇岩や亜熱帯の大自然を見ることができる沖縄国定公園です。
また、大石林山は古来から聖なる地として伝えられていて、パワースポットや御願所(拝所)もあります。
入山料金は大人が820円、4歳〜中学生が520円で、9時から受付が始まります。
4つのコース
大石林山の麓に券売場と無料駐車場があり、入山料を払った後は隣接している小屋に移動して、大石林山の見所やコースの説明を受けます。
大石林山は4つのコースが提案されていて、どのコースも所要時間20〜30分ぐらいでまわることができます。
コースによっては、年配の方でも散策しやすいバリアフリーのコースもあります。
我が家の場合は、いちばん人気がある「美ら海展望台コース」と、大きなガジュマルの木やソテツ群落が見所の「亜熱帯自然林コース」をまわりました。
コースの説明が終わると、バスに乗って5分ほど大石林山を登り、各コースのスタート地点になっている精気小屋・アシムイカフェに向かいます。
アシムイカフェには、ドリンク類や薬草を使ったランチメニューがありました。
美ら海展望台コース
大石林山のカルスト地形は、2億年前の石灰岩が雨水などによって浸食されてできた世界最北端の熱帯カルストで、さまざまな形をした岩に名前が付けられています。
名前が付けられている岩は数多くあり、岩の付近に写真付きの立札がたっているので、子供と写真の岩を見つけながらまわるのも楽しいです。
各コースは色分けされたロープが道に沿って張られているので、ロープを頼りに進んでいけば道に迷う心配はありません。
美ら海展望台コースを進んでいくと、タワー状に石灰岩がそそり立っている、悟空岩と名づけられた奇岩群があり、美ら海展望台コースの見所になっています。
浸食が進んだ奇岩の中には、穴が開いてしまっているものもあります。
骨盤石という名前のついた岩は、触れると血行を良くして体調を整えるといわれているそうです。
岩に人がくぐれるぐらいの穴が開いている生まれ変わりの岩は、3回くぐると悪い過去を捨て生まれ変われるとされ、骨盤石とセットでお祈りすると子宝に恵まれるそうです。
美ら海展望台コースの道中には、パワースポットとされている場所にパワーストーンが置かれていたり、石中の御願所がありました。
コースの中間地点ぐらいにある美ら海展望台ステージは、沖縄本島最北端の辺戸岬と海を一望することができる景観のいい場所です。
亜熱帯自然林コース
亜熱帯自然林コースを進んでいくと、ソテツ群落や所々で大きく成長したガジュマルを見ることができます。
亜熱帯自然林コースでいちばんの見所である御願ガジュマルは、大石林山のなかで最も巨大なガジュマルで、無数の気根が地面に到達して幹のように太くなっていました。
基本情報
大石林山の公式サイト
住所
〒905-1422
沖縄県国頭郡国頭村宜名真1241
駐車場(普通車)
収容台数80台 無料
営業時間
4月~9月 9:00~17:00
10月~3月 9:00~16:00
定休日
年中無休